2004年エコガイド養成プログラム

WEEK 4 (8月22日から8月27日)NO.8

8月26日(木曜日) プレゼンテーション2日目です。

昨日に続いて今日は、3人のプレゼンテーションです。早朝のバードウォークから始まりました。

ダンゴのバードウォークはリゾートを歩いて観察する従来のものではなく、リゾート内にある池にじっと座って鳥が来るのを待つ、、、というウォッチングのスタイル。はじめはほとんど鳥も見られずどうなることかと心配しましたが、、、、、、。

静かに鳥を待つ時間は、自然を体感する機会に、、、。

鳥の羽を使ってインタープリテーションするダンゴ

何日間かの準備の段階で何度もこの場所で観察を続けていたダンゴの決め球は、ブッシュの中に巣を作っている鳥を発見。鳥は頻繁に見えなくてもそこから独自のインタープリテーションを展開していきました。プログラムの組み立ての初歩は、やはり時間をかけた準備とリサーチ。そこから様々な自然の見方を伝えることができるのです。

もうひとつ新しい発想でユニークなプログラムを作ったMIKA。リゾート内に落ちている落ち葉を見ながらその植物が生育している自然を知る”リーフウォーク”というプログラム。足元に落ちている落ち葉を拾い上げて、それぞれの植物を地面から空に向かって観察します。そこには普段なかなか気がつかない発見がありました。ただ単に植物を見るだけでなく、触ったり、においをかいだり、実際に体感することでより記憶が鮮明になります。またそのために彼女が事前に用意した小道具は葉っぱのコレクション。これもなかなかの力作でした。 今後のリゾートでのアクティビティーにすぐに活用できそうです。

リーフウォークという葉っぱを見ながら
森を知るというプログラムを作ったMIKA


海のアクティビティーを考えたのは、CHIKA。干潮時にビーチを歩きながら行うビーチウォーク。
CHIKAの作ったプログラムはゲーム形式になっていました。海辺を表現する様々な言葉が並んでいるビンゴシートを渡し、その中にある言葉と同じものを見たり、感じたり、体感した人はそれをビンゴゲームのように消していく、、、、。
ゲーム感覚のアクティビティーについ無心になってそれらを探す参加者達。事象を見るだけでなく、感じるということにも重きが置かれていたプログラムでした。

海辺から自然を観察するポイントを説明するCHIKA

ソルジャークラブの作った砂ダンゴを観察


それぞれの趣向を凝らした最終プレゼンテーションが無事に終わりました。自分の興味のある分野についてリサーチをし、インタープリテーションの内容を整理し、それをいかに楽しく、またわかりやすく来訪者に伝えるか、、、、、。四苦八苦して作り上げたプログラムはまさにこの1ヶ月間に学んだ様々なエッセンスを取り入れた集大成でした。どれもパーソナリティーが反映されてたオリジナルに仕上がっていました。自然を見ること、自然を楽しむこと、自然を伝えることをそれぞれのやり方で実践できたようです。さて、これからはこれらをどう生かしていくかですね。実はこれからが本当のスタートというわけです。

1ヶ月の締めくくりとしてビルと一緒に振り返りの時間を持ちました。
それぞれが感じたことをフィードバック。今後に役立てます。

一ヶ月の講習を振り返って、、、、、。

そしてその後は、西側のビーチにでてコースの修了を祝ってみんなでシャンペンで乾杯!そして沈みゆくフレーザー島でみんなで一緒に見る最後のサンセットをちょっと感傷的な気分で味わいました。 

講習の修了をシャンペンで乾杯して、、、、。

達成感からでしょうか、、、、満足そう!!

共に学び、そして共に過ごした1ヶ月はあっという間に(?)に過ぎ去りました。そして明日はいよいよ最終日です。
皆さんの胸に去来することは?参加者の今後に心から乾杯!!そして、1ヶ月間お疲れ様でした、、、、、、。


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