2004年エコガイド養成プログラム

WEEK 4 (8月22日から8月27日)NO.7

8月25日(水曜日) 今日と明日は最終プレゼンテーションです。みんな不安と期待で胸がいっぱい??

この2日間は、1ヶ月の研修の成果を発揮する最終プレゼンテーションです。

思い思いにテーマを決めて内容で20分から30分のツアーを作ってもらいました。案内は国内外両方のターゲットを考えて、日本語でも英語でもOKです。さて、それぞれの参加者の成果は?

全員の先頭をきってプレゼンしたのは、TOMO
フレーザー島のできかたを知るプログラム

お客さん役の研修生も一緒に参加

フレーザー島の島のでき方を簡単に言葉で説明するのは大変です。参加型のツアープログラムとしてお客様にも砂を使って実際にフレーザー島を作ってもらいながら、フレーザー島の不思議を体感してもらうプログラムでした。用意した水を雨水に見たて島に降らせ、3つの違ったタイプの湖のできかたを説明する手法など、アイデアがいっぱいの楽しいプログラムに出来上がりました。新しい視点で考え出されるプログラムには傑作がたくさんでした。

夜のプレゼン用に小道具を準備するTomie

連日の睡眠不足にちょっとお昼寝

続いては、環境に留意しているリゾートの取り組みをガイドウォークとして案内するエコウォークに挑戦。これを楽しみながら見せるのは結構大変です。さあ、どうなりましたか?

旅行会社に勤務していたYURIは
お客様のご案内はお得意そう

ハイライトは、メインテナンスの倉庫の中の鳥

リゾートの建築資材、省エネやリサイクルの試みなどリゾート内を歩きながら説明しました。でもこのプログラムのハイライトはYURIがツアープログラムを考えるために取材していたときに見つけたツグミの一種(Grey shrike Thrash)の巣。丁度雛が孵るところで親鳥がしっかり卵をあたためていました。リゾート内のこんなところにも自然の営みが、、、、。その発見がツアーを一段と印象深いものにしたようです。

午後の満潮時間にあわせてカヌーツアーを行ったのは、HARU。マングローブや汽水域の生態について楽しみながら学ぶプログラムを考えました。

まずはカヌーの使い方と
安全のためのブリーフィング

マングローブの林が特設の教室に早代わり


全員でカヌーに乗り込んでマングローブの林へ、、、、。みんなが協力しながら進める作業は、何かをやり遂げるという達成感と共に心の充足感も得られます。自然の中であればその自然環境から受ける影響もあってさらに心に残るものになります。
HARUのアイデアでマングローブの林の中で一時、全員で目を閉じて耳を澄まして自然の音を聞きました。そしてそれをそれぞれが俳句にして表現してみました。
滞在が終わり近くなったこの日の、しかも夕暮れせまった時間のカヌーツアーは、この一ヶ月にわたるフレーザー島での滞在をそれぞれが静かに振り返る機会にもなったようです。五感をふるに使ったすばらしいプログラムでした。

たそがれの迫るこの時間。心地のいい疲れと達成感にあふれていました。

夜の時間をつかってもいくつかのプレゼンテーションが行われました。アボリジニの慣習や伝説などをテーマにした2つのプログラムは夜のキャンプファイアーのもとにふさわしいプログラムでした。メーキャップや小道具の制作にもかなりの時間を費やした力作でした。フレーザー島を訪れた子供達にぜひ参加してもらいたいプログラムかもしれません。

アボリジニの儀式のメーキャップを再現? MAKI

フレーザー島のアボリジニ伝説を語るTomie

南半球を旅する日本人が必ず見たい!といのが南十字星です。でも星をわかりやすく説明するのは至難の業。それに挑戦したのがKAORI。 夜のビーチにすわり彼女がペットボトルと紙で作った特製の南十字星の星座モデルは、夜空を土産て実際の星を探すのにもわかりやすいアイデアでした。懐中電灯を中に入れて光らせるとビーチの上に南十字星が出現しました。 この日の空はちょっと曇っていたのと、南十字星が見える時間ではなかったけれど十分楽しめました。

ビーチに特製の南十字星が出現

最後のプレゼンテーションにみんなが色々考え、わかりやすく、楽しみながら伝えたいと思ったメッセージは十分に伝わったようです。様々な独創的なアイデアには感服でした。
さて、プレゼンテーション2日目の明日はどんなアイデアが飛びますか? 残りはあと3人です。


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