ただいまエコガイド養成プログラム実施中

WEEK 2 (8月8日から8月14日)NO.3

8月8日(日)9日(月)のはじめてのRDO(お休み)でちょっとリフレッシュ!

たくさんの課題をかけて研修生にとって、お休みはゆっくり休んでもいられません。 それぞれに与えられた課題をこなすためにリサーチセンターにこもってインターネットで情報を探したり、プレゼンテーション用に小道具を用意したり、思い思いに休日を過ごします。それでもここはフレーザー島、せっかく来たのだから天気のいい休みをただ、部屋の中で過ごす手はありません。実際にフィールドに出てみてこそ体験できる体で感じる研修です。

というわけで、この休日もそれぞれのペースで様々なアクティビティーに参加したようです。朝からバードウォークに参加した人、カヌーでマングローブの林の中に行って、フレーザー島のマングローブの話を聞いて沖縄にあるマングローブと比較をした人も、、、、、、。

またビーチウォークに参加して先輩レンジャーのトークに耳を傾けながら、ガイドとしての力量に脱帽したり、プレゼンテーションのやり方のヒントを得たり、、、、。 まわりには学びの材料がたくさんあふれています。

ビーチウォークに参加しました。
海岸をレンジャーと歩き、ちょうど干潮だったのでソルジャークラブの群を見ることが出来ました。
あまりの大群に、本当に兵隊のように思えました。レンジャーはところどころで立ち止まって、カニの話や海の話、マングローブの種の話やマングローブの種類についてなど、豊富な話題を提供していました。
ツアー参加者が割と多かったのですが、みんなそれぞれ思い思いに観察をしていたので、個人的に質問をすることもでき、大変勉強になりました。
今日のレンジャーはまだ働き初めて 1週間目という生まれたてのレンジャーでしたが、その知識の豊富さには脱帽でした。
レンジャーになるためにはそのくらいの知識を養っていく必要があるのだということを、彼女を見て改めて強く感じました。


満潮時のみ催行されるカヌーツアー

干潮時は同じ海がビーチウォークのフィールドに変身!

撮影:Tomie

色々な体験を通してまた、仲間からの刺激を受けて、研修生も少しずつ自分の方向をつかんでいきます。

今日は朝からバードウォッチングに参加しました。朝に鳥が鳴くのは、その日の縄張り争いのためだと知ったとき、今までは目覚まし的存在だった鳥の鳴き声も違った側面から聞けるような気がします。青が綺麗なキングフィッシャーも見れました。
毎日が新しい発見だらけで自然の偉大さに感心してばかりです。


頭では、焦ることなく心で感じて吸収していけばいいさ、と思っているのですが、どうしても他の参加者と比べてしまって、、、前々から旅行関係の仕事にはつきたいなとは思っていたのですが、その理由として、多くの人に自分が体験したこと、見て感動したことを知ってもらいたいと考えていました。だから、理屈ぬきで感じ取ることをしっかり忘れず、このすばらしいチャンスを少しでも自分のものにしていきたいです!  

8月10日(火曜日)はじめてのプレゼンテーション

今日は、オーストラリアの代表的な動物の中からそれぞれがひとつずつテーマを決め、それについてリサーチをして、その結果を発表する最初のプレゼンテーションの日です。単なる動物の説明だけしてもお客様にはなかなか伝わりません。楽しみながら学べる方法、それはどういった方法なのでしょうか? 講義のときにBILLから聴いた話をもう一度思い浮かべて、説明だけでなく人の心に残るプレゼンテーションをするためにそれぞれが知恵を絞りました。

さて、結果はどうだったのでしょうか?

今日はプレゼンテーションをしました。
初めてのプレゼンテーションなので日本語でもよいとのことでしたが、準備の時間を十分にとることが出来ず、大変でした。それでも、小道具を作ったり、プレゼンテーションの仕方を工夫したり
個性溢れるプレゼンテーションになり、楽しい一日でした。


どうにか苦しい課題を乗り越え、ほっと一息つけました。
締め切りに追われ、焦るばかりで何も手に付かなくなったとき、一人でビーチに行ってみました、優しい風と渚の音、自然と落ち着きを取り戻せ次に進むことができました。(帰りは、ロッジまで歩いてみたら迷ってしまいましたけど)
今更ながら、自分がとても素敵な環境にいることを実感しました。

私たちのチームワークも相当なものです。誰か(特に私)がちょっとでも困っていると、自然と誰かが力を貸してあげたり、当たり前のように人のために何かをしていたり。
それぞれの個性もかなり目立ってきました。プレゼンテーションはそれぞれの個性が反映されていてなかなか面白い物だったと思います。


それぞれに工夫をしてのぞんだプレゼンテーション。 仲間の表現方法を見ることもいい勉強になったようです。

Tomieの作ったバンディクートの帽子が大変気に入ったビル


今日は初めてのプレゼンの日。
私の担当は、バンディクートという有袋類の一種だ。バンディクートに関する資料がなかなか集まらず、最初から苦労の連続だったが、なんとかプレゼンまでには形にすることができた。
プレゼンにはパワーポイントを使用して、分かりやすく図を説明するよう心がけた。
また、フレーザー島に生息する 2種のバンディクートの写真を用いて帽子を作成、また、バンディクートのお腹の袋が上下さかさまについている(土を掘って獲物を得る際、土が袋に入らないようになっている)ことを分かりやすくするため、ポーチも作成。中からは子どもが 2匹顔をのぞかせるという心配りもぬかりなく、プレゼンに挑んだ。
緊張して早口になって、プロセスも全部ふっとんでしまったかに思えたが、なんとか終了。
他のメンバーの創意工夫もりだくさんのプレゼンには本当に驚かされたし、盲点をつかれ、大変勉強になった。今後の自分のプレゼンに積極的に生かしていきたいと思う。

バンディクートというオーストラリアの有袋動物。 ご存知ない方のないために、こんな形をしています。

こちらが本物のバンディクート


8月11日(水曜日) ホェールウォッチングツアーに参加しました!

フレーザー島は今月からホェールウォッチングのシーズンに突入しています。 毎年この時期には北の暖かい海でお産をしたり、子育てをしたクジラたちがゆっくり南極を目指して南下し始めます。 丁度この時期から10月くらいまでは、順番にクジラたちが南への途中に少し体を休めるためにシェルターになっているプラティプス湾で時を過ごしていきます。 中には数日滞在するクジラもいるほどで、この海がクジラたちにとっても安全な海となっています。

この時期、ハービーベイでは認可をとった船がホェールウォッチングのガイドラインにそってホェールウォッチングツアーを催行しています。キングフィッシャーベイリゾートでも、毎朝8時から12時過ぎまでの半日のホェールウォッチングツアーを行います。研修生の皆さんは今日はこのホェールウォッチングツアーに参加しました。

はじめてみるクジラ、しかもボートのすぐそばまでやってきてこちらを観察しているようにのんびりと水面に浮いている姿をみて、かなり興奮し、感動したようです。

シーズン最初から好調のホェールウォッチング

撮影:MAKI

今日のホエールウォッチングでは、クジラがいっぱい見られました。ボートのすぐ近くでクジラがしばらくとまっていたこともあって、クジラの鼻息を感じられてよかったです。 
貴重な体験をしました。
写真も撮ったのですが、全然思っていたように撮れなくてくやしかったので滞在中に是非もう一度、今度は写真を撮りに行きたいと思います。

滞在中、何度でも見に行ってください。 毎日その様子が違うことにも驚くはずです。

8月12日(木曜日) 研修進行中! 巨木の森での静かな時間も、、、、、。

明日のブッシュタッカー(先住民が食材としていた自然の中の様々な食物について)のプレゼンテーションに備えてそれぞれ準備を進めていたようです。3分間の英語でのプレゼンテーションということですが、どうなるのでしょうか?

午後からはBILLがみんなを連れて巨木の森へ、、、、、。

課題を消化しながら、それぞれの研修生の頭の中には将来に対する思いも、広がってきているようです。
これからのことを考えながら、もっと自分に厳しく学ばなくては、、、、と思いなおしている人。 与えられた時間を有効に過ごしたいと決意を新たにしている人。オーストラリアで仕事がしたい、、、、、と真剣に考え始めている人、、、、。 
静かに考える時間を持つことは、気づきのプロセスとしても大事ですね。

お昼からBILLが私たちを連れて、ACIENT GIANTS TREE を見に行きました。今までとは違い、RAINFORESTの中で、私たちだけで自然の偉大さを感じるとてもよい機会でした。 ヒルに噛まれながらも、みんながそれぞれ誰も見えないところに一人で座り、音を立てず、森の音を聞きました。今まで聞こえてこなかったものが聞こえてきて新鮮な驚きでした。

8月13日(金曜日) ブッシュタッカーについてのプレゼンテーション!

2度目のプレゼンテーションは屋外で、、、、、。ツアーの時によくあるパターンです。 屋外で人にメッセージを伝えるのは室内とはまた違った工夫が必要です。ガイドたちはそれぞれに試行錯誤を繰り返しながら、それぞれのパターンを作り上げていくようです。研修生からはこんな感想が届きました。


今日はみんな英語でBUSH TUCKERのプレゼンをしました。自然の下でやったプレゼンは教室でやったプレゼンより開放感があり、少し成長した気がしました。
明日もツアーデイで、課題も100の質問と予期しなかったアクシデントの対応のライティングがありますが、先週よりゆっくりできそうです。


今日は植物のプレゼンをその植物の前でしました。
プレゼンを重ねるごとにインタープリテーションが少しずつ分かってきたような、、、理論で言われるような、お客を楽しませる、お客をinclude させる、言うことはシンプルにする、Take-home massageを伝える、、、などなど習ったことを実際取り入れるというのはなかなか難しいもので。
良いインタープリテーションにするには当たり前の要素たちなのですが、本番は少し緊張してしまうし、伝えたいことをうまく絞れていなかったりと自分のプレゼンを振り返りながら反省点とともにとても勉強になるなーと思っています。

そんなこんなで月日とは早いもので。もう2週間を終えようとしています。
先週よりは余裕が見えてきた感じがします。その分、冷静になってきた気もしますが。
休日はfishingなどあまりやったことないものにもトライしたいと思っています!


みんなからのコメントに少しずつ余裕が見えてきました。 それぞれに自分のペースで一歩ずつ前に進んでいるようで頼もしい限りです。そろそろ2週目も終わりに近づいて折り返し地点。さて、これからどんなことが待ちうけているのでしょうか?


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