平成11年度 文部省委属事業・子供長期自然体験村
環境学習キャンプ in フレーザー島 オーストラリア  2000年8月7日〜13日

8月12日(土曜日) キャンプ6日目 天気・今日も晴れ。

今日は、地元の中高生と一緒に過ごす交流プログラムです。
朝9時20分に中高生の乗ったカタマランが到着。みんなちょっと不安と好奇心が入り混じった複雑の気持ちで待っていました。
英語で自己紹介の練習もしました。準備は万全です。さあ、どんな一日になるのでしょうか?

降りてきた中高生を見ながら「わあ、大きいね、、、、。本当に同じ年?」とちょっと圧倒され気味。

まずは、両方の中高生が一緒になって自己紹介から、、、、。オーストラリアの中高生は日本語で、日本のみんなは英語で頑張ってみました。

   
最初に先住民(アボリジニ)の高校生、ケニーがアボリジニの楽器、ディジャリドゥーを吹いてくれました。

ディジャリドゥーは神聖な楽器。女性はさわってはいけないということで、さっそく日本に男の子が挑戦してみました。

最初は、NOMUが挑戦。ちょっと音が出ました。
唇をぶるぶるやりながら音を出すのは結構むずかしいようです。
続いて、IORIが挑戦。やはりちょっと難しいようです
YUも挑戦。
唇をしっかりつけないと音はでないよ、、、。

最後にYuuichiが挑戦。
ちらっと音らしきものが、聞こえたような、、、、、。


6つにわかれて今日オーストラリアの中高生と日本人の中高生が全員で6つの班に分かれて今日一日を過ごすことになりました。
ザトウクジラ組、ディンゴ組、ジュゴン組、ロガーヘッドタートル組、レースモニター(オオトカゲ)組、シュガーグライダー(モモンガ)組と6つのグループに決定。
まずはビーチへ出てそこから今日の目的地まで一緒に歩きました。
途中で海岸に落ちている木の枝や貝殻、葉っぱなどを拾ってそれをつかって、それぞれの組のシンポルを砂にグループごとに書いてみました。
みんな結構アーティストでびっくり!!

ディンゴ組、Yoshitaro,Iori,HItomi タートル組、Nomu, Kicchan クジラ組、 Yuni,Yuuichi

   
海岸には色々な生物がいました。
中でもソルジャークラブ(兵隊ガニ)は前に進む珍しいカニ。
ヘルメットをかぶったような頭をしてました。
砂の丘にみんなで協力して登ります。
足がずっぽり砂にとられてなかなか前に行きません。

森の中に腰をおろしてアボリジニの中高生が衣装をつけてボディーペインティングをして伝統のダンスを披露してくれました。こんな間近で見れるなんて最高です。

今度はアボリジニの中高生がみんなに踊り方を教えてくれました。
みんな彼らの後ろについて見様見真似で踊ってみます。
結構楽しい、、、、、、。
みんなで記念撮影
今度は日本から返礼としてみんなで、昨晩一生懸命練習した「翼をください」を唄いました。

今日のランチはレンジャーが作ってくれたブッシュランチ。
ビーフシチュー、ダンパー(ビールで作ったパン)、ポテト、ローストチキンそしてデザートにはパブロバ(代表的オーストラリアのお菓子)とビリーティー(ブッシュティー)
オーストラリアの子供達と一緒に食べました。とってもおいしかった!!!

楽しい時間はすぐに過ぎてしまいました。本土に戻るため地元の中高生を丘の上から送りました。
もうちょっと一緒にいたかった、、、、。

午後は、今回のキャンプをふりかえっての会。それぞれのフレーザー島での印象を話しました。
自然の美しさ、それを大事にすることの大切さ、仲間を大切にすることなどそれぞれに色々学んだ実り多い一週間だったようです。


フレーザー島最後の夜は地元のシーフードを沢山食べながら、お別れ会。

カネゴン、HISA, KUMA YUNI, 添乗員二瓶さん、ELLY
YU, REI, HITOMI YOSHITARO,CRACKER
GO, YUICHI, IORI, HISAKO, KICCHAN,NOMU
最後のフレーザー島の夜を思う存分楽しんだ様子。

6泊7日のフレーザー島での環境学習キャンプも明日を残すのみです。
到着した時とは考えられないほど、みんなリラックスしてすっかり仲良くなりました。少し控え目であまり話しをしなかった子も話しをするようになりました。
年齢の違いを超えてみんなで力を合わせていろいろなことに挑戦しました。まわりの人のことを思いやる気持ちも芽生えたようです。

青い空と海、透き通る湖、うっそうと茂る熱帯雨林などフレーザー島の自然を堪能しました。そして、新しい友達も出来ました。オーストラリアの生徒達とも話をしてみました。楽しい思い出がいっぱいできたようです。そして、みんな元気にきょうまでやってこられたのは何よりです。
あと半日のフレーザー島、思い残しのないよう楽しんでください。
このキャンプ報告も明日がいよいよ最終回です。

←|前の日へ次の日へ|→

 

プログラム詳細についてのお問い合わせはプロマークジャパンまで

お問い合わせ
promarkj.comに掲載の記事、写真などの無断転載は堅くお断りいたします。
Copyright 2004/2005 Promark Japan. All rights reserved