オーストラリアマップ
フレーザー島マップ
|
世界で一番大きい砂の島フレーザー島にできた環境リゾート
「キングフィッシャーベイリゾート&ビレッジ」
オーストラリアはクィーズランド州にある南北123キロにも及ぶ世界で一番大きな砂の島フレーザー島(1992年にユネスコの世界遺産として認定を受け、島のほとんどが現在は国立公園となっている。)
以前この島は水に大変強いサティネーという木材の伐採地として有名で、ここから大量の木材が本土を経て外国に出荷されていた。古くはスエズ運河の建設やイギリスのドックの改修工事にも使われたほどだ。その島の自然を守るため、政府の調査によって木材の切り出しを中止するとともにこの島を世界の遺産として指定し、未来にわたってもその世界に類のないユニークな生態系を守っていこうという動きがおこったのは1990年のことだった。
丁度そのころ西側の64ヘクタールにわたる自由保有地では私共のプロジェクトがやっと資金のめどがたち、本格的な建設にとりかかる準備が整った時期だった。
オーストラリア人にとって一度は訪れてみたい島フレーザー島は、原住民アボリジニにとってはパラダイスと呼ばれ、年間凡そ30万人の観光客がその自然を堪能するためこの島を訪れていた。
しかしこの島にはリゾートと呼ばれるような宿泊施設はなく、滞在をする客のほとんどがキャンプをするか、あるいは本土側からの一日ツアーでこの島を訪れることのみしかできなかった。いつかは行ってみたい島も、都会からわずかの距離にあっても遠い島だったのだ。
そこへ新しくリゾートが誕生するのだから人々の期待は大きなものがあった。と同時にこれだけ環境が重んじられている場所だけにそこに人間の手が加わることから自然が破壊されないかとそれも注目されるところだった。
自然がそのままの形で保護されないかぎりこの場所でのリゾートの存在はありえない。島に来る客はその自然を楽しみにくるのだから、、。そこに建設されるものも自ずとそれを満たすものでなくてはならなかった。そこで現在ご覧いただける初めてのタイプのリゾート”環境リゾート”が誕生した。1992年7月のことだ。
|